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2008年9月30日

日本文化デジタル・ヒューマニティーズ教育プログラムの学内履修生を募集しています。

日本文化デジタル・ヒューマニティーズ教育プログラム本学大学院履修生を募集しています。

 この教育プログラムは、グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」による教育プログラムで、今後の日本文化DH分野の研究を背負ってたつ若手研究者の育成を目的としたものです。
また、文学研究科、政策科学研究科、先端総合学術研究科、理工学研究科の前期課程院生および後期課程院生(一貫制課程院生を含む)が履修できる分野横断型の大学院教育プログラムになっているのが特徴です。
 プログラムの内容は、大学院科目の履修に加えて、定期的に開催されるGCOE セミナーへの参加、国内外の学会やシンポジウムにおける報告、インターンシップへの参加などで構成されており、人文系、および情報系分野の知識を習得すると同時に、世界における日本文化研究の実際が把握できるようになっています。また、本教育プログラムの修了後には修了証を授与します。
 なお、本拠点の若手研究者の一員である博士課程後期課程大学院生(RA1、RA2、RA3)の皆さんには、この日本文化デジタル・ヒューマニティーズ教育プログラムの履修を強く推奨します。

詳しくは、「続きを読む」より、ご覧ください。

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2008年9月 7日

第1日 2月27日(金) タイム・テーブル

※第1日第2部でご講演を予定しておりました、国立西洋美術館館長 青柳 正規 氏 はご都合により、ご講演いただけなくなりました。どうぞご了承ください。

■ 受付開始
9:00~

開会の辞
9:40~9:50
長田 豊臣 (学校法人立命館 理事長)

■ オリエンテーション
9:50~10:00

「デジタル・ヒューマニティーズとは何か? -現在と未来-」
コーディネーター&司会:八村 広三郎 (立命館大学大学院理工学研究科教授) & 矢野 桂司 (立命館大学大学院文学研究科教授)

[第1部]
司会:矢野 桂司八村 広三郎
 

①10:00~10:20
矢野 桂司  (立命館大学大学院文学研究科教授/「歴史地理情報研究班」リーダー)
「地理情報システムとデジタル・ヒューマニティーズ:革命か発展か」  >要旨

②10:20~10:40
川嶋 將生 (立命館大学大学院文学研究科教授/本拠点リーダー、「京都文化研究班」リーダー)
「近世風俗絵画とデジタル・ヒューマニティーズ」  >要旨

③10:40~11:00
赤間 亮 (立命館大学大学院文学研究科教授/「日本文化研究班」リーダー)
「芸術・文化研究における画像データベースの役割」  >要旨

④11:00~11:20
八村 広三郎 (立命館大学大学院理工学研究科教授/本拠点サブリーダー、「デジタルアーカイブ技術研究班」リーダー)
「モーションキャプチャによる舞踊のデジタルアーカイブ」  >要旨

⑤11:20~11:40
稲葉 光行 (立命館大学大学院政策科学研究科教授/「Web活用技術研究班」リーダー)
「World Wide Web とデジタル・ヒューマニティーズ:過去と未来」  >要旨

[昼休み] 11:40~13:00

[第2部] 招待講演
司会:八村 広三郎矢野 桂司

①13:00~13:40
ニール・フライスタット (アメリカ、メリーランド大学教授)
「デジタル・ヒューマニティーズ -ローカルとグローバル」  >要旨

②13:40~14:10
イーロ・ハイホネン (フィンランド、ヘルシンキ工科大学教授)
「CultureSampo -セマンティック・ウェブ2.0におけるフィンランド文化」  >要旨 

[休憩 10 分] 14:10~14:20

③14:20~14:50
イアン・グレゴリー (イギリス、ランカスター大学上級講師)
「ヒューマニティーズに於ける場所」  >要旨

④14:50~15:20
リチャード・ビーチャム (イギリス、ロンドン大学キングス・カレッジ教授)
「過去の未来 -コンピュータ・ベースの文化遺産研究の新展開」  >要旨

[休憩 20 分] 15:20~15:40

[第3部] ディスカッション
司会:八村 広三郎 + 矢野 桂司
15:40~16:40

■レセプション
18:30~20:30
会場:朱雀キャンパス・Tawawa二条店

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2008年9月 7日

第2日 2月28日(土)  タイム・テーブル

[午前の部]

■受付開始
8:30~
■オリエンテーション
8:55~9:00

若手研究者海外派遣(ITP)成果報告会
9:00~11:40
司会:稲葉 光行 (立命館大学大学院政策科学研究科教授) + 鐘ヶ江 秀彦 (立命館大学大学院政策科学研究科教授) 

①9:00~9:25
大槻 知史 (立命館大学衣笠総合研究機構PD)
「文化遺産・歴史的まちなみをコミュニティで守り続けるには -アユタヤ遺跡・タイ王宮所有地区の事例から-」   >要旨

②9:25~9:50
水田 哲生 (立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構PD)
「災害リスクマネジメントとしての観光地アユタヤの水害ポテンシャルの推定と、研究の成果のフィードバックとしての大学での講義の実践」  >要旨


③9:50~10:15
大野 晋 (立命館大学大学院政策科学研究科D1/本拠点RA1)
「歴史的な出来事のための可視化環境の研究」  >要旨

[休憩] 10:15~10:25

④10:25~10:50
大矢 敦子 (立命館大学大学院文学研究科D2/本拠点RA1)
「映画関連資料の整理方法 -コロンビア大学東亜図書館牧野守コレクションの事例-」  >要旨 

⑤10:50~11:15
鶴田 清也 (立命館大学大学院理工学研究科D3/本拠点RA2)
「バーチャルダンスコラボレーションシステムのための音楽からの感性情報抽出」  >要旨 

⑥11:15~11:40
石上 阿希 (立命館大学衣笠総合研究機構PD)
「海外所在春画・艶本の調査」  >要旨

⑦11:40~11:50 インターン受け入れ先コメント
セーラ・トンプソン (アメリカ、ボストン美術館)

[昼休み] 11:50~13:00

「イメージDBと博物館ネットワークのイノベーション -日本文化芸術研究のグローバル化とネットワーク化-」
コーディネーター&司会:赤間 亮 (立命館大学大学院文学研究科教授)

13:00~13:10
「開催にあたって」 赤間 亮


【第1部】 招待講演
キーノートスピーチ
13:10~13:50
ヨーゼフ・クライナー (法政大学特任教授/法政大学国際日本学研究所兼担所員/ドイツ、ボン大学名誉教授)
「ヨーロッパの日本コレクション -その日本観及び日本研究における意味と役割」  >要旨 

事例報告
①13:50~14:20
ヘレナ・ホンクーポヴァ (チェコ、プラハ・ナショナルギャラリー東洋美術コレクション部部長)
「チェコ共和国における日本美術品コレクションとそのデジタル化」   >要旨

②14:20~14:50
セーラ・トンプソン (ボストン美術館日本版画室長)+ エイブラハム・シュレーダー (ボストン美術館日本版画室リサーチ・アシスタント)
「ボストン美術館の日本版画アクセス&ドキュメンテーション・プロジェクト(JPADP)」  >要旨

③14:50~15:20
ロジーナ・バックランド (大英博物館アジア部日本課リサーチアシスタント)
「大英博物館を世界へ -コレクションをオンラインで」   >要旨 


[休憩] 15:20~15:40

【第2部】ディスカッション
15:40~17:10
司会:赤間 亮
参加:第1部講師

■ 閉会の辞
17:10~17:20
川嶋 將生 (立命館大学大学院文学研究科特命教授)

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2008年9月 3日

川嶋 將生 (第1日・第1部)

川嶋 將生 (立命館大学大学院文学研究科・特命教授)

「近世風俗絵画とデジタルヒューマニティーズ」

 本報告では、近代以前に制作された風俗絵画を、日本文化研究の視点から分析する際の問題点を提起する。絵画のアーカイブスは、浮世絵のアーカイブ化のように、成功した例も多いが、技術以前のさまざまな問題もある。つまり、従来のような人文科学分野に、デジタル・アーカイブなどの情報技術をもちこむ場合、例えば、研究資料として対象資料を利用したい側と、その資料を所蔵する側の著作権など、技術以前に取り組まなければならない多くの前提がある。こうした問題点を、1、2具体例をあげて考えてみたい。
 

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2008年9月 3日

赤間 亮 (第1日・第1部)

赤間 亮 (立命館大学大学院文学研究科・教授)

「芸術文化研究におけるWeb画像DBの活用 -浮世絵研究を事例に-

 博物館や美術館に収まってしまったものは、一般的に特別な研究的人脈を持たなければ、研究ができず、それが展覧会などで公開されるまでは、外部の研究者の研究資源とならない。博物館にとっては、所蔵品を公開するためには、それが何物であるかを解明し、公開に耐えられるだけの修復を施さなければならない。資料を持つ者は、「所有権」があり、「情報操作の特権」を有している。こうした構造上、閉鎖的にならざるを得ない、「業界」に風穴を開けたのが、所蔵品の画像DB公開であり、所蔵者側の論理では、運営資金獲得のため切り札、あるいは踏絵として、各国とも、このWeb所蔵品画像DBの構築は、緊急の課題となってきている。
 こうした動きの中で、研究者は、特別な人脈がなくとも格段の情報量を保有できることとなったが、情報操作の特権を放棄した所有者に対して、研究者はどのように研究成果を公開し所有者にバックしつつ、情報共有化すべきなのか。発表者が展開する浮世絵における事例を紹介しながら、その方法を提案していきたい。 

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2008年9月 3日

矢野 桂司 (第1日・第1部)

矢野 桂司 (立命館大学大学院文学研究科・教授)

「地理情報システムとデジタル・ヒューマニティーズ:革命か発展か」
Geographical Information Systems and Digital Humanities: Revolution or Evolution

 本研究では、戦後の地理学が経験した2つの情報技術に関わる革命を概観し、デジタル・ヒューマニティーズが人文科学に与える影響を検討する。1950年代後半の地理学における計量革命では、統計学的・数理的手法に加え、自然科学が依拠する論理実証主義的認識論を導入された。そして、1980年代後半のGIS革命では、デジタル地図を基礎としたツールとしての情報技術が浸透し、地理情報科学という新しい学際的な研究分野を創出した。これら2つの革命を経験した地理学の立場から、デジタル・ヒューマニティーズの現状と今後の展開を論ずる。
 

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2008年9月 3日

八村 広三郎 (第1日・第1部)

八村 広三郎 (立命館大学大学院理工学研究科・教授)

「モーションキャプチャによる舞踊のデジタルアーカイブ」

 文化芸術分野におけるデジタル・ヒューマニティーズの事例として、舞踊の身体動作のデジタルアーカイブとその応用に関する研究について報告する。身体動作の計測には、光学式モーションキャプチャシステムを利用する。動作データはアーカイブとして保存するだけでなく、各種のデータ解析研究にも利用している。たとえば、定量的な解析により舞踊動作あるいは踊り手の識別を行い、また、舞踊動作の中から特徴的な部分を抽出する。さらに、身体動作そのものの類似性に基づく類似検索に関する研究、および、舞踊を見たときの鑑賞者が得る感性と身体動作との関連性の研究についても述べる。アーカイブした舞踊の身体動作データを用いて、CGコンテンツを作成したり、VR環境下において舞踊のコラボレーションを行う試みについてもふれる。

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2008年9月 3日

稲葉 光行 (第1日・第1部)

稲葉 光行 (立命館大学大学院政策科学研究科・教授)

「World Wide Web とデジタル・ヒューマニティーズ:過去と未来」
The World Wide Web and Digital Humanities: A Once and Future Discipline

 World Wide Webは、学術研究のみならず、あらゆる社会活動における知識の共有と交換の基盤として発展を続けている。Web 2.0は、専門家と非専門家の垣根を超え、世界中の人々の参加と協調による創造へと我々を導いている。セマンティックWebは、その次の段階の鍵となる概念であり、多様な人工物や文化遺産を結び付け、人間と機械の双方が理解可能な知識ベースをWeb 上に構築することを目指す。デジタル技術によって人類の知の統合に向かうWebの潮流は、その誕生時に既に構想されていたものである。本発表では、Webの発展の歴史を振り返ることで、デジタル・ヒューマニティーズの将来像について議論する。
 

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2008年9月 3日

青柳 正規 (第1日・第2部)

※ご都合により、シンポジウムにご参加できなくなりました。ご了承ください。

青柳 正規 (国立西洋美術館館長)

「人文学におけるアナログ情報とディジタル情報」

 1999年から文科省の科学研究費補助金によって、イタリアのポンペイ壁画に関する世界でもっとも充実したディジタル画像のアーカイブを構築すると同時に、コンピュータ・グラフィックによる「ジュリオ・ポリビオの家 Casa di Jiulio Polibio」の復元ビデオを制作した。この研究と作業の過程でディジタル情報による記録保存の脆弱性に直面し、2006年にPompei (Regiones VI-VII) -Insula Occidentalis, Napoli pp. 560を発行した。なぜ、印刷によるポンペイ壁画のカタログを出版したかをアナログ情報とディジタル情報の比較から考える。

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2008年9月 3日

イアン・グレゴリー (第1日・第2部)

イアン・グレゴリー Ian N. Gregory (イギリス、ランカスター大学上級講師)

「ヒューマニティーズに於ける場所」
A Place in the Humanities

 歴史研究、特に、 国勢調査のような統計資料や、古地図のような地図情報の分析に関する歴史の側面において、地理情報システム(GIS, Geographical Information Systems)の使用はすでに当然のものとなってきている。歴史分析における地理学の重要性を実証するようなものが、GIS を使った研究にはすでに多数存在するが、最近になって、人文学分野(ヒューマニティーズ)全般でGIS利用の機運が高まっている。これを実現するためには、人文学で最も幅広く使われるタイプの情報であるテキストに使用できるように、GIS が開発されなければならない。今回の発表では、今までの歴史研究におけるGIS 利用を展望すると共に、文学研究のような新しい学問への今後の応用方法について論ずる。

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