2008年9月 3日

矢野 桂司 (第1日・第1部)

矢野 桂司 (立命館大学大学院文学研究科・教授)

「地理情報システムとデジタル・ヒューマニティーズ:革命か発展か」
Geographical Information Systems and Digital Humanities: Revolution or Evolution

 本研究では、戦後の地理学が経験した2つの情報技術に関わる革命を概観し、デジタル・ヒューマニティーズが人文科学に与える影響を検討する。1950年代後半の地理学における計量革命では、統計学的・数理的手法に加え、自然科学が依拠する論理実証主義的認識論を導入された。そして、1980年代後半のGIS革命では、デジタル地図を基礎としたツールとしての情報技術が浸透し、地理情報科学という新しい学際的な研究分野を創出した。これら2つの革命を経験した地理学の立場から、デジタル・ヒューマニティーズの現状と今後の展開を論ずる。
 

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