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2008年9月 3日
稲葉 光行 (第1日・第1部)
稲葉 光行 (立命館大学大学院政策科学研究科・教授)
「World Wide Web とデジタル・ヒューマニティーズ:過去と未来」
The World Wide Web and Digital Humanities: A Once and Future Discipline
World Wide Webは、学術研究のみならず、あらゆる社会活動における知識の共有と交換の基盤として発展を続けている。Web 2.0は、専門家と非専門家の垣根を超え、世界中の人々の参加と協調による創造へと我々を導いている。セマンティックWebは、その次の段階の鍵となる概念であり、多様な人工物や文化遺産を結び付け、人間と機械の双方が理解可能な知識ベースをWeb 上に構築することを目指す。デジタル技術によって人類の知の統合に向かうWebの潮流は、その誕生時に既に構想されていたものである。本発表では、Webの発展の歴史を振り返ることで、デジタル・ヒューマニティーズの将来像について議論する。
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