2008年9月 1日

イーロ・ハイホネン Eero Hyvönen

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ヘルシンキ工科大学メディア技術研究所教授(セマンティック・メディア技術)。
ヘルシンキ大学コンピュータ科学部講師を兼任。セマンティック・ウェブを中心とした研究拠点であるSemantic Computing Research Group (SeCo) を指揮している。

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現在、フィンランドに関するセマンティック・ウェブのインフラ整備を目的とする「フィンランド国家オントロジー・プロジェクト(FinnONTO)」(2003-2007年、および2008-2010年)に関わっている。 このインフラには、フィンランドに関する膨大なオントロジー、メタデータ・スキーマ、そしてオントロジー・サービスの開発が含まれており、それらを費用対効果の高い形で利用するため、ウェブ2.0技術を用いている。このインフラは、国家規模のセマンティック・ウェブに関わるさまざまなパイロットアプリケーションによって、その効果に対する実証研究が行われている。 これらのシステムの主要なテーマは、オントロジー共有とオントロジー・サービスによって、ウェブ上での分散協調的なコンテンツ作成を容易にすることである。

SeCoグループは、2004年に、国際的に評価されたセマンティックポータルである MuseumFinland (http://www.museosuomi.fi )を公開した。これはセマンティック・ウェブを用いて博物館コレクションをウェブ上に公開するチャネルである 。このシステムは、その後、さまざまな文化的コンテンツとコンテンツプロバイダーへの異文化情報ポータルCultureSampoに発展し、2008年9月25日に試験公開された。

eHealthの分野では、国中のさまざまな保健機関が持つ健康増進情報を公開するため、国立HealthFinlandポータル(TerveSuomi.fi)を、セマンティック・ウェブを用いて設計・実装し、試験公開を行なっている。




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