2012年1月23日

「現代に伝わる板木」展

「現代に伝わる板木」展

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(pdf.jpg PDF:4.2MB)

 文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ」拠点(立命館大学)・日本文化研究班では、奈良大学文学部教授永井一彰教授との共同研究において、板木資料の情報共有化をめざし、奈良大学所蔵板木約5,000点のデジタルアーカイブ構築と公開を行ってきました。またこれらの板木を企画展「近世版木展」(2009年2月~3月)において展示し、板木とはどのようなものか、板木から何が分かるのかを問うてきました。

 今回の展覧会は「近世版木展」の続編として開催するものです。今回の展覧会では、前回の問いかけを引き継ぎつつ、展示対象を日本文化研究班が調査に着手した複数のコレクションに拡大します。現代までに多くの板木が逸失してしまったことは事実ですが、板木の保存に関わられている人々の努力により、質・量ともに日本文化研究に資する板木が存外に多く現代に伝えられています。本展覧会の開催により、板木の現存が周知され、板木という研究資料が照射されることになれば幸いに存じます。
 また本展覧会は、今年度、アート・リサーチセンターに収蔵された摺師・高橋新治郎旧蔵板木のお披露目も兼ねております。
 

free_triangle_001_chocolate.gif 「現代に伝わる板木」展 Webページ

 

会   期: 2012年1月23日(月)~2月10日(金)
※土・日・祝日は休館、ただし2月4日(土)、5日(日)は開室予定
9:30~17:00
場   所: 立命館大学アート・リサーチセンター1F 展示室
入 場 料: 無料
主   催: 文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)、立命館大学アート・リサーチセンター
企   画: 文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)・日本文化研究班/担当:金子貴昭(日本文化研究班PD)
協   力: 株式会社芸艸堂、高橋一文、竹苞書楼、永井一彰(奈良大学文学部教授)、奈良大学博物館、藤井文政堂、株式会社法蔵館、八木治男(八木兵商店)、芳村弘道(立命館大学文学部教授)
 

関連イベント:
板本・板木をめぐる研究集会
場所:アート・リサーチセンター 多目的ルーム
[申込不要・参加費無料]

プログラム
2月4日(土)
「板木は語る、板木を語る」
14:00~14:05 開会挨拶 赤間亮(本拠点リーダー)
14:05~15:20 「板木は語る―その行方―」
講師:永井一彰氏(奈良大学文学部教授)
15:20~15:30 休憩
15:30~17:30 「板木を語る―板木にまつわる記憶―」
講師:西村七兵衛氏(株式会社法蔵館)
講師:山城屋佐兵衛氏(藤井文政堂)
   
2月5日(日)
「和本エンタテインメント ―和本の魅力を再検討する―」
10:00 司会 赤間 亮
10:05~11:00 (講演)
「和本リテラシー」
中野三敏
11:10~12:00 (講演)
「板木から見る和本研究の重要性」
橋口侯之介
12:00~12:30 「板木を意識して板本を観る―付・板木デジタルアーカイブの紹介」
金子貴昭
12:30~13:30 昼食
13:30~14:10 ギャラリートーク
14:20~14:50 [パネル]
「絵入本の魅力-板本の特性-」
高木元
14:50~15:20 [パネル] 
「井上治兵衛の仕事」
鈴木俊幸
15:30~16:00 [パネル]
「版本の題名・巻数と名数」
広瀬千紗子
16:00~16:30 [パネル]
「和本デジタルアーカイブと国際和本リテラシー」
赤間 亮
16:40~17:30 ディスカッション
17:40 (終了予定)

 

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