2011年10月17日

展覧会「近代をのこす、つたえる -立命館大学アート・リサーチセンター所蔵友禅図案資料群の整理と活用」

2011年度アート・リサーチセンター展示企画として、「近代をのこす、つたえる -立命館大学アート・リサーチセンター所蔵友禅図案資料群の整理と活用」を開催します。本展は、アート・リサーチセンターの所蔵する資料を中心とした展示で、本拠点・京都文化研究班・木立研究室の企画です。

【概要】
アート・リサーチセンター展示企画
「近代をのこす、つたえる -立命館大学アート・リサーチセンター所蔵友禅図案資料群の整理と活用」

  20111017_A4.jpg btn_dl.jpg
(pdf.jpg PDF:2.1MB)

■日時:2011年10月17日(月)~28日(金) 入場無料  9:30~17:00 *土日閉室
会場:立命館大学(衣笠キャンパス)アート・リサーチセンター 1階閲覧展示室
■主催:文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニ ティーズ拠点」(立命館大学)・立命館大学アート・リサーチセンター
■共催:吉備国際大学大学院文化財保存修復学研究科、立命館大学文学部京都学プログラムCゼミ
■企画:京都文化研究班・木立研究室  担当:山本真紗子(本拠点PD)
■企画協力:鈴木英治(吉備国際大学大学院 文化財保存修復学研究科教授)・法寺岡宏枝(アトリエ・スズキ)

 

【企画趣旨】

 本展は立命館大学アート・リサーチセンター所蔵友禅図案資料の整理作業と保存状況を展示・公開し、近代(大量)資料の保存と活用が抱える課題へのひとつの方法を提示するものです。近代の資料は、しばしば大量に残存していますが、整理や公開にあたってはジレンマをかかえている機関も多いと考えられます。つまり、大量の資料を限られた期間内で修復する必要があること、一方、専門的なスキルを持った人材の育成や外部委託、高額な修復道具や材料の使用は時間・費用の面から難しいというジレンマです。とくに、保存状態がよくない資料の場合、修復の専門的な知識をもった人員やノウハウがそろえられないことで、整理や公開が進められない場合もあります。
 本学には現在、明治末期から昭和期の西陣織や友禅染の図案や裂見本帳などの資料が一万枚以上所蔵されています。文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」京都文化班木立研究室では、これらの資料の整理と研究をすすめております。木立研究室では本学の資料整理をすすめる際、「安価・使いやすい道具で、短期間の研修をへれば大学生が修復に参加でき、目的を達成できる修復」を目指しました。本学の博物館実習履修者や京都学プログラムの学生の手をかりてこれらの資料の整理をすすめ、吉備国際大学の鈴木英治教授の指導のもと修復作業を行い、デジタル・アーカイブで公開していきます。本学の整理作業が近代資料の整理や公開の一つのモデルとなりましたら幸いです。

2011年10月吉日

文部科学省グローバルCOE プログラム
「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)
京都文化研究班・木立研究室


【関連行事】

関連研究会「大量近代資料の整理と活用」

[日時]10月20日(木)18:00~20:00
[場所]アート・リサーチセンター多目的ルーム
[参加]無料 [事前申込]不要

内容: 本学の整理作業について・近代(大量)資料の保存と活用の方法
  木立雅朗 (司会)ごあいさつ
  山本真紗子
「立命館大学アート・リサーチセンター所蔵友禅図案資料群について」
  法寺岡宏枝(アトリエ・スズキ)
「立命館大学アート・リサーチセンター所蔵友禅図案資料群の保存システムの構築について(実演)」
  鈴木英治(吉備国際大学大学院文化財保存修復学研究科教授)
「近現代大量資料の保存・修復方法の検討(仮)」

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