2011年3月30日

『京都の歴史GIS』を刊行しました

本拠点の研究成果をバイリンガルで出版するシリーズ日本文化デジタル・ヒューマニティーズの第3冊、『京都の歴史GIS』を、ナカニシヤ出版より刊行しました。

 

シリーズ日本文化デジタル・ヒューマニティーズ03
『京都の歴史GIS』

文部科学省グローバルCOE プログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)監修
矢野桂司・中谷友樹・河角龍典・田中 覚 編

  Historical_GIS_of_Kyoto_01.jpg 税込定価 4725円
A5判 344頁
ISBN978-4-7795-0542-3
C3325
 

 

<目次>

1. 歴史地理学とGIS  金田章裕
2. バーチャル京都プロジェクトの現在、過去、未来  矢野桂司
3. 歴史的町並みの自動生成モデル  田中 覚・磯田 弦
4. 3次元都市モデルを用いた古代都市の景観分析
――バーチャル長岡京・平安京でみる都市の中軸線と山並みの関係  河角龍典
5. 戦前期京都の交通流動からみるデイリーリズム  井上 学
6. 京都市における社会地区分析――1911年~1965年  桐村 喬
7. 花街を訪れる人々――大正期の京都と遊郭   塚本章宏・中谷友樹
8. 京町家調査とGIS  松本文子・飯塚隆藤・瀬戸寿一・矢野桂司
9. 視覚資料とGIS――古写真とGISによる地域の記憶のアーカイブ  瀬戸寿一
10. 祭礼・民俗芸能と歴史GIS  本多健一
11. Historical Geography and GIS  Akihiro Kinda
12. Past, present and Future of the Virtual Kyoto Project  Keiji Yano
13. Automatic Generation of 3D Urban Models of a Historical City  Satoshi Tanaka and Yuzuru Isoda
14. Analysis of Landscapes of Ancient Cities with 3D Urban Models: Relationship between shapes of mountains and the city’s central axis, observed in virtually reconstructed Nagaoka-kyō and Heian-kyō   Tatsunori Kawasumi
15. Kyoto's Daily Rhythm as Seen from Traffic Flow in the Prewar Showa Period   Manabu Inoue
16. Social Area Analysis of Kyoto from 1911 to 1965  Takashi Kirimura
17. Men Who Visited the Kagai (Hanamachi), the Historical Fleshpot of the Modern Age in Kyoto: A historical spatio-temporal analysis of the digitized records of Kagai customers in the Taisho era  Akihoro Tsukamoto and Tomoki Nakaya
18. The Application of GIS in Kyo-machiya Community Building Surveys  Ayako Matsumoto, Takafusa Iizuka, Toshikazu Seto, Keiji Yano
19. Visual Materials and GIS: old photographs and archives of regional memories using GIS  Toshikazu Seto
20. Rituals, Folk Performing Arts, and Historical GIS  Ken'ichi Honda

<編者・執筆者紹介>
矢野桂司(やの・けいじ) 担当:はじめに、第2章、第8章、第12章、第18章、おわりに
立命館大学文学部教授。1961年兵庫県生まれ。専門は人文地理学・地理情報科学。

中谷友樹(なかや・ともき) 担当:はじめに、第7章、第17章、おわりに
立命館大学文学部准教授。1970年神奈川県生まれ。専門は地理情報科学・健康地理学。

河角龍典(かわすみ・たつのり) 担当:はじめに、第4章、第14章、おわりに
立命館大学文学部准教授。1971年三重県生まれ。専門は環境考古学・地理情報システム。

田中 覚(たなか・さとし) 担当:はじめに、第3章、第13章、おわりに
立命館大学情報理工学部教授。1959年東京都生まれ。専門はコンピュータ・ビジュアリゼーション。

金田章裕(きんだ・あきひろ) 担当:第1章、第11章
人間文化研究機構長、京都大学名誉教授。1946年富山県生まれ。専門は人文地理学・歴史地理学

磯田 弦(いそだ・ゆづる) 担当:第3章、第13章
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部准教授。1972年岡山県生まれ。専門は人文地理学。

井上 学(いのうえ・まなぶ) 担当:第5章、第15 章
平安女学院大学国際観光学科専任講師。1972年島根県生まれ。専門は交通地理学。

桐村 喬(きりむら・たかし) 担当:第6章、第16章
立命館大学衣笠総合研究機構PD。1982年大阪府生まれ。専門は都市地理学・地理情報システム(GIS)。

塚本章宏(つかもと・あきひろ) 担当:第7章、第17章
日本学術振興会特別研究員(PD)。1978年奈良県生まれ。専門は歴史GIS・歴史地理学。

松本文子(まつもと・あやこ) 担当:第8章、第18章
立命館大学衣笠総合研究機構PD。1978年大阪府生まれ。専門は地域計画学。

飯塚隆藤(いいづか・たかふさ) 担当:第8章、第18章
立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程、立命館大学衣笠総合研究機構研究員。専門は歴史地理学・地理情報科学。

瀬戸寿一(せと・としかず) 担当:第8章、第9章、第18章、第19章
立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程、日本学術振興会特別研究員。1979年東京都生まれ。専門は地理情報科学・社会地理学。

本多健一(ほんだ・けんいち) 担当:第10章、第20章
立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程、立命館大学衣笠総合研究機構研究員。1965年千葉県生まれ。専門は歴史地理学。
 

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