2013年8月 3日

立命館大学大学院 文学研究科 行動文化情報学専攻 「文化情報学専修」
設置準備企画連続講演会 第4回

立命館大学大学院 文学研究科 行動文化情報学専攻 「文化情報学専修」設置準備企画連続講演会 第4回/新拠点セミナー 番外編を開催します。

 

立命館大学大学院 文学研究科 行動文化情報学専攻 「文化情報学専修」
設置準備企画連続講演会  第4回
新拠点セミナー 番外編 vol.2

Educating the Material Girl in the Edo Period: The Jokunsho as Consumption History

  20130803_A4 btn_dl.jpg
(pdf.jpg PDF:1.9MB)

講師: Mary Elizabeth Berry 氏(University of California, Berkeley)
日時: 2013年8月3日(土) 13:00-14:30
場所: 立命館大学アート・リサーチセンター2階多目的ルーム
参加: 予約不要・参加費無料


 講演者のメアリ・エリザベス・ベリー(Mary Elizabeth Berry)氏が所属する米国カリフォルニア大学バークリー校(University of California, Berkeley)には、戦後間もない頃、三井文庫から購入された貴重な日本語コレクションが所蔵されている。本講演では、これらのコレクションとカリフォルニア大学バークリー校の紹介から始め、氏の現在の興味である江戸期の消費活動に対する価値観の変容へと話題を展開していく。市場経済には活発な消費が不可欠であるが、江戸期の主要な史料(奢侈禁止令、家法、庶民向け教訓書など)には、消費を非難するものが多く、またそうした価値観が一般的とされてきた。しかし、本講演では、消費を肯定するような教科書を取り上げ、その消費を美徳行為に変換させる方法を検証していく。こうした検証の過程において、海外では最大と謳われるカリフォルニア大学バークリー校の豊富な日本語コレクションの一端を垣間見ることになる。


メアリ・エリザベス・ベリー(Mary Elizabeth Berry)氏 プロフィール:

1975年にハーバード大学のPh.D. (History and East Asian Languages)を取得し、ミシガン大学を経て、1978年からカリフォルニア大学バークリー校の歴史学部(Department of History)に勤める。現在は、人類学部(Anthropology Department)の学部長。また、全米アジア学会(Association for Asian Studies)の会長をはじめ、関係学会の役員を歴任するなど、全米の歴史学を代表する一人である。専門は、East Asia: pre-modern Japan。 主な著書には、『Hideyoshi』(Harvard University Press, 1982.)、『The Culture of Civil War in Kyoto』(University of California Press, 1994.)、『地図と絵図の政治文化史』(黒田日出男, 杉本史子, メアリ・エリザベス・ベリー共編. 東京大学出版会, 2001)、 『Japan in Print: Information and Nation in the Early Modern Period』(University of California Press, 2006.)などがある。

【参考】 http://history.berkeley.edu/people/mary-elizabeth-berry


主催: 立命館大学大学院 文学研究科、立命館大学 日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点、立命館大学 アート・リサーチセンター
問合せ: 立命館大学文学部事務室
〒603‐8577 京都市北区等持院北町56‐1
TEL: 075‐465‐8187
※インターネットからもご覧いただけます。(Ustream: http://www.ustream.tv/channel/dh-jac-ustream-tv

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