B1-06 仮名手本忠臣蔵 七段目

絵師:国貞〈1〉
出版:文政(1818~30)後期
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:赤穂市歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0027-01~03

 祇園の揚屋一力茶屋で展開する、時間軸の異なる4つの場面が描き込まれている。右方に、由良之助が顔世からの密書を密かに縁先で読んでいるのを、階上にいるおかると床下に潜む九太夫が盗み読むという著名な場面を描いている。そして、中央の座敷に平右衛門・おかる兄妹の再会、左方の手前に九太夫の乗ったはずの駕籠の中に大きな石があったことに驚く伴内、左奥に七段目の幕切れ、由良之助が平右衛門に同志に加えるかわりに九太夫の退治を命じる場面が配されている。

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