-
C1 大坂の部
本展示は、令和4年度に赤穂市立歴史博物館で開催された特別展「上方の忠臣蔵浮世絵」展をベースにして、赤穂市「忠臣蔵」浮世絵データベース収録作品に立命館大学アート・リサーチセンター所蔵作品を加えて再構成したものです。
上方で一枚摺の錦絵が出版され始めた寛政年間から幕末までのおよそ70年の間に、忠臣蔵関係の芝居の上演は200回を超え、それにともに数多くの忠臣蔵役者絵が描かれました。上方絵には、江戸絵とは異なる独自性があり、その個性豊かな作品世界は、高く評価されるようになってきました。本展では、役者絵・芝居絵を中心に、おもちゃ絵などにも取り入れられた上方での「忠臣蔵文化」の一端を紹介していきます。