3.3.28 忠臣蔵見立人形

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「忠臣蔵見立人形」

貞房 大判/錦絵 戯画・寄絵
出版:嘉永頃(1848~1853) 江戸
赤穂市歴史博物館所蔵
【前後期展示】.

■解説
 本作品は寄絵とよばれる手法で描かれた美人である。寄絵とは様々な物を集め、何らかの形に見立てた絵画である。本作品は、人形や髪飾り、着物や財布、襟の模様、上部のボカシ模様など、「仮名手本忠臣蔵」の各場面を連想させる意匠によって構成されており、どこに忠臣蔵が隠されているのかを探す謎解きの面白みがある。(H.Sa)