B2-20-23 誠忠大星一代話 三十五

絵師:豊国〈3〉
出版:弘化4年(1847)~嘉永1年(1848)
判型:大判錦絵
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP0700


 桃井家に預けられた由良之助が切腹する場面。桃井は「申し置く事があらば遠慮なく申せ」との情けある言葉をかける。しかしながら、由良之助は未練な言葉を残すことなく、潔い最期を遂げる。由良之助は5代目市川団蔵の似顔で描かれている。但し、由良之助(内蔵助)切腹の場が舞台に多くかけられるようになるのは、明治以降のことである。

市川団蔵〈5〉→B2-04参照