E2.7.2 七ッ伊呂波東都賦紫尽 ゆ・由 大星由良之助
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絵師:歌川国芳・歌川芳鳥女
出版:嘉永5年(1852)
判型:大判錦絵揃物のうち
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0102
「七ッいろは東都富士尽」シリーズの1枚。いろは文字は「ゆ」で、大星由良之助の「由」とかけている。七段目の由良之助で、密書を盗み読まれているのに気づき、手紙を背後へ隠し、顔を上げている姿。六代目松本幸四郎の似顔で描かれている。標題の枠は、釣燈籠に密書、扇子、密書入りの文箱、蛸肴、錆び刀など七段目の小道具を連ねる。コマ絵は、これも芳鳥女の筆で、道灌山の富士である。