絵師:歌川国芳
出版:嘉永2年(1849)
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0098-01~03
6と同じく嘉永2年(1849)7月中村座の舞台に取材。捕手に囲まれながらも武器調達のことを白状せず、義侠心を示した義平に対し、長持の中から現れた由良之助が疑ったことを詫びる場面と、おそのが門口の外で覆面の男(実はこれも同志)に襲われ髷を切られる場面の、やや時間差のある2場面を描き込んでいる。役者は、由良之助が5代目沢村長十郎、義平が2代目市川九蔵、おそのが4代目尾上梅幸である。