E2.3.06 忠臣蔵 五段目

絵師:歌川国芳
出版:嘉永2年(1849)
判型:大判錦絵
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0097

 稲掛けに隠れていた斧定九郎が半身を現わし、刀を振り上げて与市兵衛を襲う場面である。嘉永2年(1849)7月中村座の舞台に取材しており、定九郎は2代目市川九蔵である。実はこの舞台で九蔵は与市兵衛と定九郎の二役早替りを演じており、本図はその様子を描いているのである。