E2.3.10.1 十二段続 仮名手本挑燈蔵 二段目

絵師:歌川国芳
出版:嘉永5年(1852
判型:大判錦絵揃物のうち
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0100-02

『仮名手本忠臣蔵』各段を代表する登場人物を役者似顔の半身像で描く。左上のコマ絵には、主題となっている人物と関連のある人物1~2人の顔や髪などを提灯で描き、この提灯の人物も役者似顔となっている。これが「仮名手本挑燈蔵」という表題の由来で、そのユーモラスな描きぶりは国芳の本領発揮といったところ。

 二段目の本図は、主題となる人物は8代目市川団十郎の若狭之助で、コマ絵は力弥と小浪で、小浪は3代目岩井粂三郎、力弥は初代坂東竹三郎と思われる。