E2.2.09.4 忠臣義士高名競 四十三 浦松半太夫高直

絵師:歌川国芳
出版:弘化4年~嘉永元年(1847~48)
判型:大判錦絵揃物のうち
所蔵:赤穂義士会
作品番号:AkoGA-G0024-04

 シリーズの第43図。小塩伝四郎と浦松半太夫高直(実名は村松三太夫高直)の戦闘を描いている。戦うこと半時ばかり、小塩が庭へ下りたのを追って出たところ、浦松が雪に足をすべらせて池泉に落ち、小塩が槍で突きかかろうとするところである。一筆庵の文では、この後礒谷十郎左衛門が駆けつけて小塩の肩先を斬り、その間に浦松が水中から飛び出て小塩の右肩から左脇腹にかけて一刀のもとに斬って捨てたと記されている。