E2.1.1.03 仮名手本忠臣蔵 三段目

絵師:歌川国芳
出版:安政元年(1854)
判型:横大判錦絵12枚揃のうち
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0036-03

 三段目は「喧嘩場」を描いている。師直の悪口雑言に堪忍袋の緒が切れた判官がついに刃傷に及ぶ場面である。斬られた師直は手で額を押さえて倒れ、茶坊主はびっくり仰天腰をぬかし、諸士が判官を取り押さえようと駆け寄ってくる。顔は見えないが、判官を背後から抱き留めているのは本蔵である。