E2.1.1.02 仮名手本忠臣蔵 二段目

絵師:歌川国芳
出版:安政元年(1854)
判型:横大判錦絵12枚揃のうち
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0036-02

 二段目は、異時同図で「力弥使者」と「松切り」を描き込んでいる。手前の座敷とその庭先が「松切り」の場面。若狭之助の師直を討つ決意を聞いた本蔵が、庭へ出て松の枝を切り落とそうとするところ。衝立の陰から戸無瀬が2人の様子をうかがっている。奥の一室には、小浪が使者としてやってきた力弥に応対する「力弥使者」の場面が描かれている。