E1.1.5.12 忠臣蔵 焼香場

絵師:歌川広重〈1〉
出版:嘉永2~3年(184950
判型:横大判錦絵12枚揃のうち
所蔵:立命館ARC
作品番号:AkoCH-S0024-12

 本懐を遂げた義士たちが、その首尾を報告するため亡君菩提所まで引き揚げてきたところを描く。実説の江戸高輪泉岳寺の浅野長矩墓所を思わせる景観描写で、判官墓所は海を望む高台にある。大星父子を先頭に義士たちが墓前に勢揃いしようかというところで、焼香台を持った僧侶らが出迎えている。大星父子の傍らには首桶を携えた義士が控えている。