E1.1.5.11 忠臣蔵 十一段目

絵師:歌川広重〈1〉
出版:嘉永2~3年(184950
判型:横大判錦絵12枚揃のうち
所蔵:立命館ARC
作品番号:AkoCH-S0024-11

 十一段目は、討入りと焼香場の2図を描いている。討入りの本図は、池泉のある庭園を中心に邸内での戦闘の様子が描かれている。敵味方入り乱れての修羅場と化し、女や身支度の整っていない男たちは逃げまどっている。よくよく目をこらすと、男が1人池泉右方の茂みに身を隠して周囲の様子をうかがっているのが見える。