E1.1.5.06 忠臣蔵 六段目
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絵師:歌川広重〈1〉
出版:嘉永2~3年(1849~50)
判型:横大判錦絵12枚揃のうち
所蔵:立命館ARC
作品番号:AkoCH-S0024-06六段目は山崎の与市兵衛住居が舞台。昨夜撃ち殺したのは与市兵衛であったかもしれないという罪悪感にさいなまれながら、やむなくおかるを祇園の廓へ送り出した勘平が、木戸口で原郷右衛門・千崎弥五郎の2人の来訪を出迎える場面。この後勘平は、昨夜届けた金子を差し戻され、姑(しゅうとめ)からも舅(しゅうと)殺しを責められ、進退きわまって腹を切る。そして、勘平が息も絶え絶え事情を申し開きしたことで、死骸が改められて勘平への疑いが晴れ、今際の際に一味徒党の連判状に血判を許される。