E1.1.4.04 忠臣蔵 六段め

絵師:歌川広重〈1〉
出版:天保14年~弘化3年(1843~46)
判型:横小判錦絵12枚揃のうち  
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP6487

 六段目は早野勘平が切腹する場だが、ここで選ばれたのは勘平ではなくお軽とその母の別れである。お軽は夫勘平のために、京のくるわ一文字屋に身を売った。中央に立っているのが一文字屋の才兵衛、さすが大店の亭主だけあって、粋な立ち姿である。駕籠に乗っているのが、これから一文字屋に向かうお軽、右が別れを惜しむお軽の老母である。