E1.1.4.05 忠臣蔵 十段め

絵師:歌川広重〈1〉
出版:天保14年~弘化3年(1843~46)
判型:横小判錦絵12枚揃のうち  
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP6486

 十段目でよく描かれるのは、長持ちに腰をかけた義平の姿であろうが、ここでは、義平とお園という夫婦の愁嘆場が選ばれた。義平は事情があってお園を離縁したが、お園はそれで我が子にも会えないことを悲しみ、心情をせつせつと義平に訴えている。