E1.1.1.04 忠臣蔵 四段目

絵師:歌川広重〈1〉
出版:天保(183044)中期
判型:横大判錦絵16枚揃のうち
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0035-04

 四段目は多く「判官切腹」「城明渡し」が描かれるが、本図も稀な場面、冒頭の「花献上」が描かれている。

 図は、幽閉中の判官を慰めるため、顔世が力弥や腰元たちと桜を集めて献上しようと花籠に活けている場面。座敷へ続く渡り廊下では、斧九太夫と原郷右衛門が「花献上」をめぐって意見をたたかわせている。