E1.1.2.03 忠臣蔵 四段目

絵師:歌川広重〈1〉
出版:天保14年~弘化3年(184346
判型:横大判錦絵12枚揃のうち
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP1175

四段目城明渡しの場面。名所絵の名手広重が描く城門の前に一人立つのは大星由良之助。主亡き後の城を明け渡し、一人去るところ。懐に差し込まれた右手が握るのは、判官が切腹に用いた形見の脇差である。振り返るその表情からは、主の遺恨を晴らす決意が読み取れる。