D12.05 大新板忠臣蔵十だんめ天川屋の場きり組とうらう

絵師:無款
出版:明治
判型:横大短冊判錦絵
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0196
       
 大坂の判元石川屋和助から刊行された組上絵。横大短冊判の1枚で『忠臣蔵』各段の場面を組み上げるシリーズの十段目。由良之助から討入り武器の調達を頼まれている天川屋義平の心底を確かめようと、義士たちが扮する捕手が一子由松に刀を突きつけて義平に白状を迫るが、義平は長持の上にどっかと腰をおろして「男でござる」と口を割らない、という場面。戸口の外では、覆面の男たち(これも同志)がお園の髷(まげ)を切る場面が配される。
 なお、このデータベースには、同じシリーズの二段目(AkoRH-R0193)、三段目(AkoRH-R0194)、六段目(AkoRH-R0195)、十一段目(AkoRH-R0197)も収録されているので、あわせてご覧いただきたい。