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絵師:有楽斎長秀
出版:文化(1804~18)前期
判型:横間判合羽摺12枚揃のうち
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0349-04五段目、漆黒の闇につつまれた山崎街道を舞台に起こる2つの場面が描き込まれている。画面中央の木立のところに、五段目の前半、「鉄砲渡し」が描かれている。すなわち、おかるの里に落ち着き、猟師となって世を忍んでいる勘平が、夜猪を撃ちに出かけてにわか雨にあい、木陰で雨宿りをしているところに、偶然かつての同僚千崎弥五郎に出会う場面。そして、画面手前に後半の「二ッ玉」の場面を配している。おかるの父百姓与市兵衛は、勘平をもとの武士にもどすための金を得ようと、勘平には内密でおかるを祇園の廓に身売りする。一文字屋で5年間の年季奉公で100両の交渉が成立し、その半金50両を縞の財布に入れて夜道を急ぎ帰る途中、山賊に落ちぶれた塩冶家の浪人斧定九郎に襲われ、金を奪われるという場面である。
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