絵師：芳年
出版：明治１４年(1881)
判型：大判錦絵(二丁掛)
所蔵：赤穂市立歴史博物館
作品番号：AkoRH-R0254-01

　
　「本朝忠孝鑑」は、明治14年(1881)から翌15年にかけて出版された中判の揃物で、忠義の武士や孝行で知られた人物にまつわる話を絵画化したシリーズ。本図は裁断される前、二丁掛で摺られた状態で、上段に大石内蔵助、下段に養老の滝の太郎作が配される。大石内蔵助の図は、陣太鼓を打ち鳴らす姿で、左方にはあたかも群舞を踊っているかのように同志たちが打ち込みをかけている。