B2-20-02 誠忠大星一代話 三

絵師:豊国〈3〉
出版:弘化4年(1847)~嘉永1年(1848)
判型:大判錦絵
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP0668


 由良之助(本図では「倉之助」となっている)が、蜂の争いを目にして、主君に一大事のあることを悟る。芝居では『太平記忠臣講釈』などで知られる場面である。後に、蜂の戦いから主君の凶事を察した寺岡平右衛門が、韋駄天走りに江戸に駆け行く「蜂の巣の平右衛門」という作品も生まれている。由良之助は3代目沢村宗十郎の似顔である。
 

沢村宗十郎〈3〉→B2-11参照