A6-08 忠臣義士四十七騎 両国橋引揚之図

絵師:豊国〈3〉
出版:弘化4年(1847)~嘉永3年(1850)
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0353-01~03

本懐を遂げ、両国橋を渡って引き揚げる義士の一行を、旗本の服部市郎右衛門が見とがめて押し止める。由良之助が話した事の次第に感服した服部は、法を犯した者たちとはいえ忠義の心に免じて温情を示す場面。

前景の人物は役者の似顔で描かれており、右から次のとおりとなっている。

(右)大高伝吾=松本幸四郎Ⅵ、千崎弥五郎=尾上新七Ⅲ、寺岡平右ェ門=市川九蔵Ⅱ
(中)大星力弥=岩井粂三郎Ⅲ、原郷右ェ門=市川男女蔵Ⅱ、大星由良之助=澤村長十郎Ⅴ
(左)若徒[右]=市川広五郎、服部市郎右衛門=坂東三津五郎Ⅳ、若徒[左]=澤村宇十郎Ⅱ、奴=中村翫右衛門