2011年11月15日

第115回GCOEセミナー

  1. 「京都の戦場と戦闘方法」
講師:花田 卓司 (PD / 京都文化研究班)

2. 「「京都市明細図」からみた染織業の分布」
"Distribution of dyeing and weaving manufacturers from “Large-scale Maps of Kyoto City” "

講師:山本 真紗子 (PD / 京都文化研究班)

日 時:11月15日(火) 18:00-19:00(6限)
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
【BKC】 インターネット(Power Live)をご利用ください。
参加無料(予約不要)

※当日は2名の発表終了後、DH-JAC2011のデモ展示会場準備を行いますので、拠点の若手研究者はなるべくご参加下さい。 

 
※ 一般の方もインターネットでセミナーにご参加いただけます。
※配布資料は開催当日午後より下記のURLからご覧いただけます(期間限定)。
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/archive01/jimu/GCOESeminar/haifu-index.html

発表要旨は、「続きを読む」をご覧下さい。

 

 1.花田卓司「京都の戦場と戦闘方法」
 報告者は、これまで中世の京都合戦についてGISを利用した戦場分布図を作成し、その変遷について考察してきた。その結果、南北朝期(14世紀)を画期に、中世前期と中世後期とでは、戦場分布に著しい相違があることが明らかとなっている。このような戦場分布の変遷を考えていく上で重要な手がかりとなるのは、一つには戦闘方法であろうと考えられる。そこで本報告では、京都合戦を中心に軍記物語等の描写から、戦闘方法と戦場との関係について検討したい。

 2.山本真紗子「「京都市明細図」からみた染織業の分布」
 本発表では、昭和初期~終戦直後の資料である「京都明細図」に記載された情報から、当時の京都市内の染織関連産業の所在を明らかにし、当時の都市構造と産業との関わりを考察していこうとするものである。「京都明細図」の記載と、京都市内の地形や京都市域の拡大といった地理的な情報、染織産業に関する産業史的資料などと対照することで、当時の京都市内の染織関連産業の実態を浮き彫りにすることを試みたい。

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