2011年4月19日

第103回GCOEセミナー

1.「近世京都における漆器関連産業の立地とその変化 -GISを活用した職人・工房住所録の分析-」
"Location of the Edo-Period Kyoto Lacquer Workshops: GIS Analysis
Based on Historical Sources"

講師:塚本章宏 (PD / 歴史地理情報研究班)

2.「近世期の「誰か袖図」とその広がりについて」
"Tracing the “Whose sleeves?” motif through various fashionable art forms"

講師:加茂瑞穂 (RA1 / 日本文化研究班 / 立命館大学大学院文学研究科 D3)

3.「19世紀英国における円山四条派理解について」
"Naturalistic or not Naturalistic?: 19th century British Understanding of Maruyama-Shijo School"

講師:彬子女王 (PD / 京都文化研究班)

4.「法華宗寺院芸術のパトロンと観衆:本阿弥光悦筆《立正安国論》を通して」
"Patronage and Viewership of Art in the Hokke-sect Temples: Rissho Ankoku-ron by Hon'ami Koetsu"

講師:高橋伸城 (RA2 / 日本文化研究班 / 立命館大学大学院文学研究科 D2)


日時:4月19日(火) 18:00-19:30(6限)

場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
【BKC】 インターネット(Power Live)をご利用ください。
参加無料(予約不要)
 
※ 一般の方もインターネットでセミナーにご参加いただけます。
※インターネットでの参加を希望される方は、tkiri@fc.ritsumei.ac.jp まで、その旨ご連絡ください(担当:桐村)。
※本拠点研究メンバーですでにID・パスワードをお持ちの方は連絡は不要です。
※配布資料は開催当日午後より下記のURLからご覧いただけます(期間限定)。
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/dhjac/GCOESeminar/haihusiryo-index.html

発表要旨は、「続きを読む」をご覧下さい。

 

2.加茂瑞穂「近世期の「誰か袖図」とその広がりについて」

「誰か袖図」とは、衣桁に小袖を掛けた様子を描いた画題で、特に江戸時代に製作された「誰か袖図屏風」が有名である。詳細に描かれた小袖や贅をこらした技法、人物が描かれない「誰か袖図屏風」はこれまでにも議論が重ねられてきている。しかし、「誰か袖図」という画題は屏風のみならず、漆器や版本、浮世絵など幅広いメディアに広がっていた。そこで、本発表では様々なメディアに広がった「誰か袖図」を整理しながらその特徴を明らかにする。

 

3、彬子女王 「19世紀英国における円山四条派理解について」

円山四条派は、18-19世紀にかけて京都で花開いた写生を旨とする画派である。粉本を繰り返し模写することで技術を高めて行こうとする従来の画派とは違い、実際に対象と向き合い、自然に近い形で表現しようとした円山四条派の作品は、19世紀英国の日本美術蒐集家たちの間で高く評価された。本発表では、当時の代表的な蒐集家である3人の英国人が著した出版物から、彼らが円山四条派に寄せた思いとは何であったのかを明らかにする。

 

 

2.「近世期の「誰か袖図」とその広がりについて」
"Tracing the “Whose sleeves?” motif through various fashionable art forms"

講師:加茂瑞穂 (RA1 / 日本文化研究班 / 立命館大学大学院文学研究科 D3)

 

4.「法華宗寺院芸術のパトロンと観衆:本阿弥光悦筆《立正安国論》を通して」
"Patronage and Viewership of Art in the Hokke-sect Temples: Rissho Ankoku-ron by Hon'ami Koetsu"

講師:高橋伸城 (RA2 / 日本文化研究班 / 立命館大学大学院文学研究科 D2)

 

当日の質疑応答

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