2010年6月15日

第81回 GCOEセミナー

1.「京町家まちづくり調査と京町家GISデータベース」
Kyo-machiya Community-building Survey and Kyo-machiya GIS database
講師: 飯塚隆藤(RA / 歴史地理情報研究班 / 立命館大学大学院文学研究科 D1)

2.「Web2.0環境における過去の視覚資料とGISを活用した近代京都の景観復原
Landscape restoration of modern Kyoto using old-photograph and GIS in Web2.0 environment
講 師:瀬戸寿一(RA / 歴史地理情報研究班 / 立命館大学大学院文学研究科D2)

3.「日本における戦前期の小地域人口統計―収集とデジタル利用をめぐる問題―
Japanese Small Area Statistics Taken Before World War II: Some Issues on its Collection and Digitization
講師:桐村喬(PD / 歴史地理情報研究班)

日時:6月15日(火) 18:00-19:30(6限)
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサー チセンター 多目的ルーム
 【BKC】インターネット(Power Live)をご利用ください。
参加無料(予約不要)
 
※ 一般の方もインターネットでセミナーにご参加いただけます。
※インターネットでの参加を希望される方は、ak- ishi■lt.ritsumei.ac.jp(■を@に置き換えてください)まで、その旨ご連絡ください(担当、石上)。
※本拠点研究メンバー ですでにID、PWをお持ちの方は連絡は不要です。
※配布資料は開催当日午後より下記のURLからご覧いただけます(期間限定)。
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/dhjac/ppt2010/haihusiryo-index.html

発 表要旨は、「続きを読む」をご覧下さい。

【要旨】
1.飯塚隆藤「京町家まちづくり調査と京町家GISデータベース」
歴史地理情報研究班では、2008-2009年度にかけて、第3期京町家まちづくり調査に取り組んできた。本調査は、京都市と(財) 京都市景観・まちづくりセンター、立命館大学の三者が主体となって行った。本発表では、京町家まちづくり調査の実施状況について紹介 するとともに、現在構築している京町家GISデータベースについて、その内容を提示したい。

2.瀬戸寿一「Web2.0環境における過去の視覚資料とGISを活用した近代京都の景観復原
過去から現在に至る京都の景観について記録した視覚資料は、機関によって アーカイブされた古写真や有志によってWeb上に投稿された写真画像としてWeb上 を中心に豊富に蓄積され活用機会が増大しつつある。各リソースは当該地域の歴 史や場所の意味を検討するうえで利用価値が高まっているものの、それらを相互的あるいは空間的に表示することは必ずしも容易ではなく、地域の歴史的な変遷を広く理解することは困難であった。本研究は、京都の古写真アーカイブを対象に空間的・時間的に横断可能なWebGISを構築することを目的とする。各機関でデジタル化され蓄積された視覚資料が、地域史を検討する上での基礎資料となることを示し、システム構築においてFOSS4Gを活用することで、これまでのWebGISと比較して場所や機会を問わない継続的なシステム運用が期待できる。

3.桐村喬「日本における戦前期の小地域人口統計―収集とデジタル利用をめぐる問題―
町丁目や字単位で集計される小地域統計は、都市内部の様々な側面を定量的に把握できる有用な資料である。日本では、1960年代から統計局による全国的な導入が進んだ一方で、それ以前の時代では、自治体が独自に小地域統計を作成してきた。本発表では、小地域統計のうちの人口統計に焦点をあて、戦前期に自治体ごとに
作成された小地域人口統計の収集とデジタル化およびデジタルでの利用をめぐる問題を整理する。

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