2009年12月15日
第70回 GCOEセミナー
■第70回 12月15日(火)
1. 松葉 涼子 (PD / 日本文化研究班)
「ベルギー王立美術歴史博物館所蔵浮世絵コレクションのデジタル化報
告及びイメージ・データベース利用の展望について」
"Degitizing Japanese Prints Collection of the Royal Art and History Museum, Belgian, and Proposals for New Idea on the Use of Image Databases "
2. 三上 聡太(RA / 日本文化研究班/ 立命館大学大学院文学研究科D1)
「「阿片問題資料のデジタル化について」
3. 塚本 章宏 (PD / 歴史地理情報研究班 / 日本学術振興会(JSPS)特別研究員)
「出版図に描かれた近世京都の空間」
日時:2009年12月15日(火) 18:00-19:30(6限)
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
【BKC】インターネット(Power Live)をご利用ください。
参加無料(予約不要)
※一般の方もインターネットでセミナーにご参加いただけます。
※インターネットでの参加を希望される方は、kkt27007■lt.ritsumei.ac.jp(■を@に置き換えてください)まで、その旨ご連絡ください(担当、楠井)。
※本拠点研究メンバーですでにID、PWをお持ちの方は連絡は不要です。
※配布資料は開催当日午後より下記のURLからご覧いただけます(期間限定)。
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/dhjac/ppt2009/haihusiryo-index.html
発表要旨は、「続きを読む」をご覧下さい。
1. 松葉 涼子 (PD / 日本文化研究班)
「ベルギー王立美術歴史博物館所蔵浮世絵コレクションのデジタル化報
告及びイメージ・データベース利用の展望について」
"Degitizing Japanese Prints Collection of the Royal Art and History Museum, Belgian, and Proposals for New Idea on the Use of Image Databases "
今年度始まったベルギー王立美術歴史博物館所蔵浮世絵コレクションのデジタル化について、現在までの保存状態と照らし合わせつつ、デジタル化が必要とされた経緯、及びデジタル化作業を通じてどのような展開が期待できるのかについて報告する。さらに、以上のようなデジタル化の活動を通して今後も蓄積されていくイメージデータベースを、今後研究利用していくための論点についても言及したい。
2. 三上 聡太(RA / 日本文化研究班/ 立命館大学大学院文学研究科D1)
「阿片問題資料のデジタル化について」
日本の阿片政策は中国のみならず、朝鮮、台湾、樺太といった、〈外地〉をもまきこんで大規模に展開した。
そうした史実への認識が進む一方、その内容を分析するに足る資料は、未だ乏しいと言わざるを得ない。
本研究は、厳密学としての文献史学では必ずしも有効とされないテクスト(文学作品やポスター、新聞/雑誌記事など)を広くデジタル・アーカイブ化し、新たな実証の可能性を探ろうとするものである。
報告では、デジタル・ヒューマニティーズを“戦略”(ストラテジー)とする立場からみて考察を進めたい。
3. 塚本 章宏 (PD / 歴史地理情報研究班 / 日本学術振興会(JSPS)特別研究員)
「出版図に描かれた近世京都の空間」
本報告では、GISを用いて近代的な測量技術が取り入れられる以前の、いわゆる「絵図」を分析する手法を提案する。分析対象は、近世の京都を描いた刊行都市図を取りあげる。近世期の京都で刊行された多くの絵図は、京都の案内図として用いられており、一定の空間的な正確性を持っていると考えられる。GISを用いて現在の空間と絵図の空間とを比較し、空間的な差異を定量的に抽出する。
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