2009年11月 3日

第64回 GCOEセミナー

ゲストの講師をお迎えしてのセミナーになります。

「大英博物館における日本美術修復とその公開への試み」
講師:杉山 恵助/ 大英博物館シニア・コンサバター

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(pdf.jpg PDF:2.6 MB)

日時: 2009年11月3日(火)18:00-19:30
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
        【BKC】インターネット(Power Live)をご利用ください。
          参加無料(予約不要)

※一般の方もインターネットでセミナーにご参加いただけます。
※インターネットでの参加を希望される方は、kkt27007■lt.ritsumei.ac.jp(■を@に置き換えてください)まで、その旨ご連絡ください(担当、楠井)。

※本拠点研究メンバーですでにID、PWをお持ちの方は連絡は不要です。

※配布資料は開催当日午後より下記のURLからご覧いただけます(期間限定)。
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/dhjac/ppt2009/haihusiryo-index.html

発表要旨は、「続きを読む」をご覧下さい。
 

【要 旨】
 美術品修復の分野は日本文化研究とのかかわりが非常に深い。アート・リサーチセンターにおいても、撮影対象の作品の補修、保護を行っているが、修復分野の最新の実情を知る機会は非常に少ないというのが現状である。
 大英博物館の東洋絵画修復室、平山スタジオはヨーロッパ随一の日本美術品修復機関として知られている。2007年からは京都の文化財修復界で中心的役割を担う宇佐美松鶴堂で修行を積んだ杉山恵助氏をスタッフとして迎え、破損がひどく、長年展示がかなわなかった主要作品の修復を積極的に進めている。
 大英博物館は多文化のさまざまな所蔵作品に対応できるように数々の専門修復スタジオ、スタッフを抱えているが、これまで修復の過程に関する外部への紹介の機会は多かったとはいえない。しかし近年では、修復を博物館の重要な活動の一部としてとらえ、そのウェブ上での公開の試みが始まっている。
 本講義では平山スタジオの活動の紹介、日本美術修復におけるデジタル技術の役割、大英博物館が進めている修復作業の映像の公開を軸に、海外での日本美術修復の現状について講演をしていただく。

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