2008年11月11日
第35回 GCOEセミナー
本拠点若手研究者の成果報告です。
1.「中国における日本文化研究事情」
The Current Situation of Japanese Cultural Studies in China: Related to My Research Theme
講師:周 萍 (RA1 / 日本文化研究班 / 立命館大学大学院文学研究科・D1)
2.「古文書・典籍を対象とする文字管理システムを使用した訓点の整理について」
About a Kunten(dialectical information) database on Japanese classics and religious documents: Using Image Database System of Japanese Historical Materials
講師:岡本 隆明 (PD / 日本文化研究班)
※各発表の要旨は「続きを読む」をご覧ください。
日時:2008年11月11日(火) 18:00~19:30(6限)
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
【BKC】インターネット(Power Live)をご利用ください。
参加無料(予約不要)
※一般の方もインターネットでセミナーにご参加いただけます。
※インターネットでの参加を希望される方は、nyoshi■fc.ritsumei.ac.jp(■を@に置き換えてください)まで、その旨ご連絡ください(担当、西川)。
※本拠点研究メンバーですでにID、PWをお持ちの方は連絡は不要です。
※配布資料は開催当日午後より下記のURLからご覧いただけます(期間限定)。
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/dhjac/ppt/haihusiryo-index.html
【要 旨】
1.周 萍「中国における日本文化研究事情」
中国の大学や研究機関でどのように日本文化研究が行われているのか、という実情を把握するために、今年の九月、十月に杭州、北京にある大学の日本文化研究施設を訪問し、それぞれの図書館蔵書、教師の構成、課程内容、学生の日本文化を勉強する意欲等のことについて実地調査を行った。今回の調査目的および結果について報告し、それを踏まえた中国への情報発信を意識した歌舞伎研究の問題点についても言及したい。
2.岡本 隆明「古文書・典籍を対象とする文字管理システムを使用した訓点の整理について」
前回の報告において文字管理システムを紹介したが、今回の報告では資料内の訓点をこのシステムを使用して整理する方法、および、なぜ訓点の整理が必要なのかを示す。訓点には「一.二点」のような語順を示すもの、文字や語の左右に付された仮名、音韻を示す声点、テニヲハなど漢文訓読の際に補って読む音を表す記号であるヲコト点などがあるが、大谷大学聖教編纂室において進めている坂東本教行信証の翻刻作業で課題となっている仮名と声点を中心に報告したい。
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