2008年5月27日

第20回 GCOEセミナー

1.「京都における南北朝期の合戦」
A battle of the Nanbokucho Period in Kyoto

講師:花田 卓司 (RA / 京都文化研究班 / 立命館大学大学院文学研究科D3)

記録映像

2.「外地日本語文学雑誌データベースについて」
About the database of the Japanese literature magazine published at the GAICHI (foreign land)

講師:楠井 清文 (ポストドクトラルフェロー / 日本文化研究班) 

記録映像


 
日時:2008年5月27日(火) 18:00~19:30(6限)
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
【BKC】立命館大学情報理工学部メディア情報学科会議室(予定)
※BKC会場は遠隔講義システムによる参加になります。
参加無料(予約不要)

 

【要 旨】
1.花田卓司「京都における南北朝期の合戦」
中世京都に関しては、政治・文化・経済等の諸側面から研究が積み重ねられており、近年では、空間復元に基づいた都市構造の研究も進んでいる。だが、中世京都は、政権の拠点、文化・経済の中心であると同時に、頻繁に戦場ともなった都市であった。前回のGCOEセミナー報告では、建武三年正月の京都合戦に関する軍事関係文書を素材に、「合戦が行われる都市」という視点から分析を試みた。本報告でも、前回に引き続き、従来の京都研究にはあまり用いられることのなかった軍事関係文書を素材に、南北朝期の京都について論じたい。

2.楠井清文「外地日本語文学雑誌データベースについて」
日本文化研究班木村研究室では、ⅰ)東アジアの日本近代文学研究との提携 ⅱ)外地の日本語文学に関する研究資料のデジタル化 の二つを活動目標としている。両者は別々のものではなく、東アジアの近代に共通する歴史として外地(植民地)の問題を考え、文学研究の立場からアプローチするものである。本プロジェクトでは、日本人が外地(朝鮮)で刊行した文学雑誌のデータベース作成を目指し、そのリスト化を進めている。また代表的な日本語新聞『京城日報』の文学関連記事索引を作成中である。これらは日本語文学研究の資料として有益だが、デジタル化による知見は、ここからどのような新しい展望を引き出すことができるだろうか。近代文学研究とデジタル・ヒューマニティーズの関連という問題も合わせて考えたい。

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