1800-86。初名瀬川和市。前名中村和市。俳名二朝、松玉など。屋号は音羽屋。3代目瀬川菊之丞・3代目中村歌右衛門の門人を経て、文政3年(1820)3代目尾上菊五郎門下となって江戸に下り、2代目尾上多見蔵を襲名した。文政6年(1823)大坂へ帰り、大坂の舞台を中心に活躍した。立役・敵役・女方をこなし、怪談物や早替りなどのケレンにすぐれた。
1800-86。初名瀬川和市。前名中村和市。俳名二朝、松玉など。屋号は音羽屋。3代目瀬川菊之丞・3代目中村歌右衛門の門人を経て、文政3年(1820)3代目尾上菊五郎門下となって江戸に下り、2代目尾上多見蔵を襲名した。文政6年(1823)大坂へ帰り、大坂の舞台を中心に活躍した。立役・敵役・女方をこなし、怪談物や早替りなどのケレンにすぐれた。