E2.3.10.3 十二段続 仮名手本挑燈蔵 四段目

絵師:歌川国芳
出版:嘉永5年(1852
判型:大判錦絵揃物のうち
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0100-04

 四段目の主題となる人物は、判官に献上する桜を活けた竹筒を持つ力弥で、3代目岩井粂三郎の似顔で描かれている。コマ絵は、判官に切腹の上意を伝える使者の石堂右馬之丞と薬師寺次郎左衛門である。襟元に上書を挿しているのが石堂で、3代目関三十郎の似顔になっている。薬師寺は2代目尾上多見蔵である。