E2.2.07.10 誠忠義士伝 五十 芳田忠左衛門兼亮

絵師:歌川国芳
出版:弘化4年(1847)
判型:大判錦絵51枚揃のうち
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0340-50

 シリーズ第50図は義士図としての最終図。実名は吉田忠左衛門兼亮。四十七士の副首領格で、吉良邸討入り時は裏門組大将の大石主税を補佐して指令を出した。図は、実説にちなみ、搦手の大将として床几に腰掛け、扇子を持った右腕を振り上げ指図する姿である。

 図中には、作画や出版の状況、後続の外伝シリーズの予告についての記載がある(詳細は7(1)の解説を参照されたい)。