E2.1.1.12 仮名手本忠臣蔵 十二段目

絵師:歌川国芳
出版:安政元年(1854)
判型:横大判錦絵12枚揃のうち
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0036-12

 「焼香場」を十二段目として描いている。平伏して亡君墓前に首尾を報告する由良之助。他の義士たちは皆一様に両手を合わせて亡君の魂の安寧を祈っている。雪をいただく前景の樹木を大きく描き、墓は土台しか見えず、由良之助以外の義士たちも背後からでほとんど顔は描かれないという構図が特徴的。