D8.6 しん板猫と鼠のかたきどおし

絵師:歌川芳藤
出版:明治初期
判型:大判錦絵
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0165
      
 『忠臣蔵』の討入りを永遠の敵同士ネコとネズミに置き換えて描いている。画面は4段に区切られ、最下段から上に向かって話が進むように構成されている。すなわち、下から①忠義のネコ侍たちがネズミ邸の門を打ち破ろうとする場面、②ネコ侍たちが屋敷内へなだれ込もうとする場面、③屋敷内で2匹のネコ侍を相手に奮戦するネズミ方の剣客、④炭小屋に隠れていたネズミの親玉を見つけ出し、討ち取ろうとする場面、である。