D2.3 仮名手本忠臣蔵

絵師:歌川広重〈2〉
出版:安政4年(1857)
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:赤穂義士会
作品番号:AkoGA-G0042-01~03  

 これも貼交絵の作品。大判3枚続で、藍色の無地の背景に丸・梅・瓢箪・亀甲・長方形・団扇・扇面・雪輪などの形の枠を散りばめ、それぞれに『仮名手本忠臣蔵』各段の場面を描き込んでいる。2代広重が重宣を名乗っていた時期の作で、初代広重の画風を受け継ぐ柔和な描写で、淡々とした印象を受ける。