C1.2.39 「忠臣蔵 五段目 定九良 与市兵へ」

絵師:歌川芳雪
出版:元治元年(1864)
判型:中判錦絵
所蔵:赤穂義士会
作品番号:AkoGA-G0038

 元治元年(1864)9月、中の芝居での『仮名手本忠臣蔵』の舞台に取材した中判の作品。五段目、おかる身売りの半金を懐中にしのばせた与市兵衛(初代実川鯱蔵(しゃちぞう))に、山賊定九郎(初代中村雀右衛門(じゃくえもん))が迫り寄るところ。背景には、(から)()りで(まんじ)(つな)ぎの地紋が施されている。