B3-番外03 義士四十七図 浅野内匠頭家来大石内蔵助良雄

絵師:尾形月耕
出版:明治35年(1902)
判型:大判錦絵
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0258-02

 
 「義士四十七図」は、四十七士に「茅野三平重次」と目録を加えた49枚揃で、明治35~36年(1902~03)に松木平吉版で出版されたもの。明治20年代に武川利三郎から出版されたものの一部を描き直している。従来の錦絵とは異なり、日本画のような描法で、落ち着いた淡彩が施されている。討入り戦闘の様や銘々伝にちなんだ逸話が描かれている。

 大石内蔵助は、舟に乗り、背後の城を見返している。おそらくは、赤穂開城の残務処理も終わり、御崎から舟で山科に向かうところを描いているのであろう。