B3-01 仮名手本忠臣蔵十一段目夜討人数ノ頭領 大星由良之助肖像

絵師:国貞〈1〉
出版:文政(1818~30)後期
判型:大判錦絵
所蔵:赤穂市歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0202

 文政(1818~30)後期に刊行された、『忠臣蔵』武者絵シリーズの極初期の作例。「仮名手本忠臣蔵十一段目夜討人数ノ内」と題されたシリーズの1図で、このシリーズは現在までのところ4図の刊行が確認されている。

 頭領大星由良之助を描くが、討入り装束に身を包み、采配(さいはい)を持ち床几(しょうぎ)に腰かける姿は、四十七士のリーダーとしての堂々たる風格を漂わせている。