B2-19-05 見立忠臣蔵 四段目 五段目

絵師:国安
出版:文政後期
判型:大判錦絵
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP4146


 国貞〈1〉の「見立忠臣蔵」とまったく同じ趣向で描かれた国安による作品。四段目の由良之助(3代目坂東三津五郎)と五段目の定九郎(7代目市川団十郎)を描く。由良之助は、国貞〈1〉作品と同じく、九寸五分の短刀を持つが、視線は左後ろに向けられ、判官の「無念」を受止めたという表情。一方、定九郎は、与一兵衛を殺害し、五十両の財布を懐に収めたあと、向こうから猪が突進してくるのを発見した瞬間の表情だろう。国安のシリーズには、若狭屋与市の板元印がある。.

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