B2-12-02 大星由良之助

絵師:豊国〈3〉
出版:嘉永2年(1849)
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:赤穂義士会
作品番号:AkoGA-G0009-03(AkoGA-G0009-01~03)

 
 嘉永2年(1849)7月中村座の舞台に取材。九段目、山科の大星閑居の場。判官刃傷の際生じていた大星家・加古川家のわだかまりが解け、討入り準備のため堺へ旅立つ由良之助(5代目長十郎)を見送る妻お石(4代目尾上(ばい)(こう))と嫡男力弥(3代目岩井粂三郎)を描いている。由良之助は、本蔵の着ていた虚無僧装束を着用している。庭には、九段目の冒頭で由良之助らがこしらえた大きな雪玉がころがっている。