B2-04-01 大星由良之助 市川団蔵

絵師:国貞〈1〉
出版:天保6年(1835)
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0281-01(AkoRH-R0281-01~03)

 十段目「天川屋見世の場」。長持の中に隠れていた由良之助が姿を現し、義平の心を試したことを詫びる場面。天保6年(1835)8月森田座の舞台に取材したものだが、実は天保4年8月市村座での上演に際して出版されたものの役者の顔などを一部改刻したものである。すなわち、由良之助は5代目団蔵で変わりはないのだが、義平は5代目市川海老蔵であったものを初代沢村訥升に(とっしょう)、おそのは3代目尾上菊五郎を6代目岩井半四郎に改めている。